TAIPEI GAY TRAVEL / WEB FIELD NOTES 2025–2026

台北では、
ゲイであることが 街の風景になる。 西門、紅樓、ゲイバー、クラブ、ゲイマッサージ。 2025年以降の旅行者の声から見えてきた、 「いまの台北」を歩く。

初めて台北へ来たゲイ旅行者が驚くのは、 店の数だけではない。 西門紅樓の裏へ回ると、 男同士のカップルも、 一人で飲みに来た人も、 海外から来た旅行者も、 屋外のテラスで普通に酒を飲んでいる。 「ゲイの店を探して入る」というより、 気づけば自分がゲイの街の中に立っている。 2025年以降に公開された旅行記、 現地情報、利用者の投稿などから、 いまの台北をまとめてみる。

UPDATED 2026.09.24 XIMEN RED HOUSE GAY NIGHTLIFE

他の都市では、 小さな扉を探した。

台北では、 その必要がなかった。

紅樓の裏へ回ったら、 レインボーの旗の下で、 男たちが普通にビールを飲んでいた。

GAY TRAVEL / TAIPEI

01 / WHY TAIPEI FEELS DIFFERENT

台北は、 アジアのゲイ旅行で 少しだけ景色が違う。

台湾で同性婚が法制化されたのは2019年。 アジアで最初だった。

もちろん、 法律が変わったからといって 誰もが同じ価値観になったわけではない。 家族、職場、世代によって LGBTへの距離感は今でも違う。

それでも旅行者が台北へ来たとき、 他のアジアの都市との違いを感じやすい場所がある。

西門町の紅樓だ。

XIMEN / THE RED HOUSE 西門紅樓

昼間は歴史建築やショップを訪れる観光客が歩き、 夜になると建物の南側一帯にゲイバーのテラス席が広がる。 台北市の公式観光情報でも、 紅樓周辺のゲイバーはLGBT+旅行スポットとして紹介されている。

地下へ降りなければ見えないわけでも、 雑居ビルの4階へ上がらなければならないわけでもない。

屋外のテーブルで男同士が飲んでいる。 観光客が通り過ぎる。 隣では普通に西門町へ買い物に来た若者が歩いている。

ゲイの空間と普通の街が、 かなり自然につながっている。

台北で面白いのは、 「ゲイであることを忘れられる」ことではない。

むしろ、 ゲイである自分のまま 普通に旅行していることを忘れる瞬間がある。

02 / XIMEN

初めてなら、 とりあえず西門へ。

2025年から2026年の旅行者の投稿を読んでも、 台北のゲイナイトについて最初に出てくる地名は ほぼ決まっている。

Ximen。 西門町。

台北駅からMRTですぐ。 昼は若者の買い物と食べ歩きの街で、 夜は紅樓周辺へゲイの人たちが集まる。

東京でいえば新宿駅から二丁目へ歩くような 「街が切り替わる瞬間」すらあまりない。 西門町の喧騒から数分歩けば、 そのままゲイバーのテラスに着く。

01 一人でも入りやすい

屋外席が多く、 店内へ入る前に客層や雰囲気を確認しやすい。

02 はしごしやすい

バー同士の距離が短く、 一軒で合わなくても次へ移りやすい。

03 旅行者が混ざりやすい

台湾人だけでなく、 日本や韓国、東南アジアなどからの旅行者も多い。

04 飲まなくても歩ける

店の外まで雰囲気が続いているため、 街を見るだけでも台北のゲイシーンを感じられる。

2026年の一人旅の相談では、 クラブよりも西門のゲイバーのほうが 人と話したり友達を作ったりしやすい、 という現地経験者の声も出ている。

一人旅なら、 最初から「今夜は誰かと出会わなければ」と構えるより、 紅樓で一杯飲んで人の流れを見るくらいから始めるほうがいい。

03 / GAY BAR

台北のゲイバーは、 店を選ぶ前から始まっている。

西門紅樓の夜を象徴する店として、 旅行記事で何度も登場するのが Café Dalidaだ。

2025年のPride期間に台北を訪れた旅行者は、 Café Dalidaへ到着したとき、 レインボーフラッグ、 男同士のカップル、 ドラァグクイーンが当たり前のように混在する光景に 驚いたと書いている。

ただ、 台北の面白さは一軒の有名店だけではない。

紅樓一帯には、 外から客層が見えるバー、 ショーを楽しむ店、 静かに飲む店、 筋肉系や熊系の客が多い店など、 少しずつ性格の違う店が並んでいる。

HUNTのようにイベント色の強い店、 Commander Dのようにフェティッシュ文化を前面に出す店など、 紅樓から少し歩くことで夜の選択肢はさらに広がる。

GAY TRAVEL NOTE

台北では「店名を一軒だけ決めて行く」より、 まず紅樓を一周して、 その日の客層や混雑を見てから店を選ぶのも面白い。 金曜・土曜やPride期間は混雑するため、 人気店では早めに席を取る方法もある。

そして、 旅行者にとって意外に大きいのが屋外席だ。

バーの中へ入った瞬間から 「何か話さなくてはいけない」と感じる必要がない。 外に座り、 街を見ながら飲む。

人と話したければ話せばいい。 一人でいたければそれでもいい。

その緩さが、 台北の夜への入口をかなり低くしている。

04 / GAY CLUB

午前0時。
台北の夜は、 まだ終わらない。

紅樓で飲んでいるだけでも楽しい。 でも踊りたいなら、 そこからもう一段夜を進める。

長く台北を代表してきた G*starは、 K-POPやポップス、 ダンスパフォーマンスを楽しむクラブとして 現在も旅行者の候補に挙がる。

一方、 西門には2025年に COSMA TAIPEIが登場。 西門でバーからそのまま大きなクラブへ移動できる選択肢が増えた。

2025年に実際に台北旅行を計画したゲイ旅行者の投稿を読むと、 G*star、HUNT、Commander D、 Locker Roomなどを比較しながら 「限られた二晩でどこへ行くか」を相談している。

ここから見えてくるのは、 台北では 「一番有名なクラブ」だけを覚えるより、 その日のイベントを見るほうが重要 だということだ。

昨夜よかった店が、 今夜も同じとは限らない。

台北の夜は、 店名より曜日で選ぶと 急に面白くなる。

K-POPの日。 下着がテーマの日。 ドラァグショーの日。 DJイベントの日。

客層まで変わる。

だから旅行前に店舗名だけ保存するのではなく、 当日にInstagramなどの公式SNSも見る。 これだけで外れを減らせる。

05 / GAY MASSAGE

台北のゲイマッサージは、 思っている以上に選択肢が多い。

2025年以降の台北ゲイ旅行情報を調べていると、 バーやクラブと同じくらい大量に出てくるのが 男性向けのマッサージ店だ。

In Touch Humanities Spa、 Yen Spa、 City Mu Spaなど、 旅行情報サイトに継続して掲載されている店舗もあり、 アロマ、 オイル、 指圧系、 スクラブなどコースの幅も広い。

2025年から2026年に更新された 台湾の実地調査系レビューでも、 料金だけではなく 圧、施術技術、接客、担当者とのコミュニケーション まで比較されている。

そして口コミを追っていると、 一つ重要なことに気づく。

「この店はどう?」より、
「誰に、どんなコースをお願いする?」

台北のマッサージは、 そちらのほうが大事かもしれない。

同じ店舗でも担当者が変われば、 圧も会話も距離感も変わる。

写真だけで選ぶより、 自分が「しっかりマッサージを受けたい」のか、 「ソフトなオイル施術が好き」なのかを伝えたほうが 満足度は上がりやすい。

  • 施術時間と料金を予約前に確認する
  • 指圧・オイル・ストレッチなど希望を伝える
  • 担当者プロフィールがある場合は得意な施術も見る
  • 店舗施術かホテルへの出張かを確認する
  • LINEなど予約手段を旅行前に確認しておく
  • 口コミだけから追加サービスの有無を決めつけない
GAY TRAVEL EDITORIAL POLICY

マッサージ店の料金、コース、担当者、営業形態は変更されることがあります。 WEB上の個人レビューはそれぞれの利用者の体験であり、 同じサービスを保証するものではありません。 GAY TRAVELでは性的な追加サービスを保証する案内は行いません。 予約時に店舗へ最新情報をご確認ください。

06 / ONE NIGHT IN TAIPEI

初めての台北なら、 こんな夜でいい。

夜遊びだからといって、 夕方からゲイバーへ直行する必要はない。

台北らしいのは、 普通の旅行とゲイ旅行が 一晩の中でほとんど途切れずにつながることだ。

18:00
西門町で夕食

麺や小籠包、 台湾料理を食べながら、 まず普通の西門町を歩く。

20:00
紅樓へ

屋外席が埋まり始める時間。 一周してその日の雰囲気を確認する。

21:00
一杯目

外から入りやすそうな店を選ぶ。 一人旅ならテラス席も使いやすい。

23:00
もう一軒

イベント系のバーへ行くか、 紅樓でもう一杯飲むかをその日の気分で決める。

00:30
クラブへ

踊りたければクラブへ。 翌日の観光が大事なら、 ここでホテルへ戻っても十分楽しめている。

03:00
台北の夜はまだ続く

金曜・土曜はさらに遅くまで続く店もある。 帰路は事前に確認しておきたい。

07 / SOLO TRAVEL

一人で行くと、 台北はむしろ面白い。

「一人でゲイバーへ行って浮かないか」 という心配は、 初めてのゲイ旅行ではよくある。

台北は、 このハードルが比較的低い。

理由は簡単で、 紅樓周辺が一つの巨大な店ではなく、 複数の店と屋外空間がつながった街 だからだ。

気まずければ歩けばいい。 合わなければ隣へ行けばいい。 誰とも話さなくても、 テラスに座って街を眺めているだけで成立する。

2025〜2026年の旅行者投稿にも、 台北で現地の人との距離が近かった、 西門のバーは一人でも人と知り合いやすかった、 という声が見られる。

一人旅なら

金曜・土曜のピーク時間へいきなり飛び込むより、 20〜21時ごろに紅樓へ行き、 街が少しずつ混み始める過程を見るのもおすすめ。 席を確保しやすく、店員とも話しやすい。

08 / WHERE TO STAY

夜遊びが目的なら、 西門に泊まる理由はかなりある。

台北はMRTが便利なので、 どこへ泊まっても大きな問題にはなりにくい。

ただ、 ゲイナイトを旅行の中心にするなら 西門周辺のホテルは非常に使いやすい。

紅樓から歩いてホテルへ戻れる。 夜遅くまで遊んだ日には、 この差が大きい。

昼間も、 西門町で食事や買い物ができ、 台北駅へも近い。

一方、 カフェや落ち着いた街歩きを重視するなら 中山や大安へ泊まり、 夜だけ西門へ移動する方法もある。

台北の場合、 「ゲイエリアに泊まる」というより、 自分が夜の最後にどこへ帰りたいか で決めればいい。

09 / DAYTIME

台北をゲイ旅行だけにすると、 たぶんもったいない。

夜の情報ばかり調べていると忘れそうになるが、 台北は普通の旅行先としてかなり歩きやすい。

朝は台湾式の朝食。 昼は迪化街や中山。 夕方に龍山寺や街を歩き、 夜になったら西門へ戻る。

マッサージは夜に行く必要もない。 昼間に施術を受け、 一度ホテルで休んでから夜へ出てもいい。

ゲイ旅行だからといって、 毎日ゲイバー、 毎晩クラブへ行く必要はない。

台湾へ旅行して、 その旅行の一部に 「ゲイである自分」が自然に存在している。

台北は、 そのくらいが一番似合う。

10 / TAIWAN PRIDE

そして10月、 街の空気がさらに変わる。

普段の紅樓でも十分に LGBT+の存在を感じる台北だが、 台湾LGBT+プライドの週末は別物になる。

海外から訪れる旅行者が増え、 バー、クラブ、パーティーも Prideに合わせたイベントを組む。

2025年の旅行記にも、 台北の街全体を包むような Pride期間の人の多さと開放感が記録されている。

もし旅程を自由に選べるなら、 一度この時期の台北を経験してみるのも面白い。

SPECIAL GUIDE / 2026 台湾LGBT+プライド2026 開催情報・台北のイベントを見る →

11 / MANNERS

開放的な街でも、 他人のプライバシーは別の話。

台北のゲイエリアは、 他のアジア都市と比べて かなりオープンに見える。

だからといって、 誰もが写真に写りたいわけではない。

紅樓のテラス席で写真を撮るときも、 背景にいる人の顔へ少し気を配りたい。

バーやクラブでは撮影禁止の店もある。 フェティッシュ系イベントでは、 とくにルールを確認したほうがいい。

  • 他の客の顔を無断で撮影しない
  • 撮影禁止のクラブ・イベントではスマートフォンを出さない
  • テーマナイトの服装ルールを事前に確認する
  • 営業日・営業時間は当日に公式SNSでも確認する
  • マッサージの施術内容を口コミだけで決めつけない

12 / WHY TAIPEI

台北へ行く理由は、 ゲイバーの数だけではない。

バンコクのような巨大な夜の熱量とも違う。

ソウルのように、 見えない入口を探す街とも違う。

台北では、 普通の観光客が歩く西門町のすぐ横で、 男同士がテラスに座って飲んでいる。

そして、 誰もそれほど大げさに見ていない。

その光景こそが、 台北という街の面白さなのかもしれない。

ゲイだから台北へ行く。

でも帰るころには、 ゲイだからではなく、 また普通に台北へ行きたいと思っている。

たぶん、 そういう街だ。

朝ごはんを食べて、 MRTに乗り、 街を歩き、 マッサージを受け、 夜になったら紅樓で酒を飲む。

旅の全部をレインボーにする必要はない。

台北では、 その一部にレインボーがあるだけで、 十分なのだと思う。

TAIPEI GAY TRAVEL FAQ

よくある質問

台北のゲイエリアはどこですか?
初めての旅行なら西門町の西門紅樓周辺が最もわかりやすい場所です。 紅樓の南側には複数のゲイバーやテラス席が集まり、 徒歩で店を移動できます。 台北市の公式観光情報でもLGBT+旅行スポットとして紹介されています。
台北のゲイバーは一人でも入りやすいですか?
西門紅樓周辺は屋外席のある店が多く、 店へ入る前に雰囲気を見ることができるため、 一人旅でも比較的利用しやすいエリアです。 まず一杯飲んでから周辺を歩いてみる方法もあります。
台北のゲイクラブは何時ごろ行けばいいですか?
店舗やイベントによって異なりますが、 金曜・土曜は夜遅くなるほど人が増える店が多くあります。 クラブは営業日やイベント内容が変わるため、 当日に公式SNSを確認してください。
台北にゲイマッサージはありますか?
男性向けのマッサージ店やスパが複数あります。 オイル、指圧、アロマなど店舗によってコースが異なり、 担当者によって施術の強さや得意分野にも違いがあります。 料金・施術時間・コース内容を予約前に確認してください。
台北でゲイ旅行をするならどこに泊まるのがおすすめですか?
夜のゲイバーやクラブを重視するなら、 西門周辺は紅樓から徒歩で帰れるため便利です。 一方で中山や大安などに滞在し、 夜だけMRTで西門へ移動する方法もあります。
台湾では同性婚が認められていますか?
はい。台湾では2019年5月24日から同性カップルの婚姻登録が可能となり、 アジアで最初に同性婚を法制化した地域となりました。
台湾プライドの時期は台北のゲイバーも混雑しますか?
Pride期間は台湾国内だけでなく海外からも多くの旅行者が台北を訪れ、 西門紅樓周辺やクラブ、関連イベントが通常より混雑する傾向があります。 Pride期間に訪れる場合はホテルやイベント情報を早めに確認すると安心です。
CONTINUE YOUR TRIP

次は、 実際の台北を歩く。

ゲイバー、クラブ、マッサージなど、 台北のスポットをカテゴリー別に掲載しています。 店舗情報は変わるため、 旅行前には最新の営業状況をご確認ください。

台北のゲイ情報を見る →
EDITORIAL NOTE
本ページは2025年以降に公開された旅行者の個人体験談、 台湾・台北市の公式観光情報、 現地旅行ガイド、 LGBTQ+旅行サイト、 利用者レビューなどを横断して確認し、 GAY TRAVEL向けに独自に再構成したものです。 個人体験談は主観を含みます。 店舗の営業状況、イベント、料金、入場条件、 マッサージのコースや担当者は変更されることがあります。

最終情報確認:2026年9月24日